PIECLEX FAbrics Composting Technology SolutionP-FACTS
誰もが気軽に環境貢献を感じられる
循環インフラ「P-FACTS」
サステナブルファッションが求められる背景
1年間で手放される衣類の約65%にあたる約51万トンが焼却や埋め立て処分されているのをご存じでしょうか?
その背景には、近年進むファッションの短サイクル化や衣類のリサイクルの難しさなど複雑な要因が絡み合っています。
このような問題の解決に向けファッション業界では、廃棄を減らすためにリユースやリサイクル・アップサイクルなど様々な取り組みが進んでいます。
一方で、アパレル製品はファッション性や機能性の追求のために、近年、綿(自然素材)やポリエステル(石油素材)など2種類以上の繊維素材が複合される割合が増加しています※1。このような製品はリサイクル・アップサイクルにおいて個々の素材を分離・分解することが難しく、また、消費者にとっても分別してリサイクルに回すよりも、ゴミとして廃棄する方が容易であるため※2、最終的には廃棄せざるを得ない状況というのが現実です。
- ※1国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構「第1回 繊維製品の資源循環システムの検討会」(2023年1月20日)のレポートより
- ※2環境省ホームページ https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄する理由より
真のサステナブルファッション実現を目指す「P-FACTS」
「P-FACTS」(PIECLEX FAbrics Composting Technology Solution)は、ピエクレックスが主導し、アパレル・繊維メーカー、パートナー企業、自治体、福祉施設、学校法人など、多くの関係者と協力・共創して作り上げる、アパレル・繊維製品の循環インフラです。
ピエクレックスは植物由来の原料から生まれた地球にやさしい「電気の繊維」を提供しておりますが、素材の提供に留まらず、それらが最終的に土に還り、さらには堆肥として次の植物を育てるところまで実現することが素材メーカーの責任であり、真のサステナブルファッションの実現であると考えています。
具体的には、アパレル・繊維メーカーとの協力により、「堆肥化できる素材で構成された製品づくり」の推進とともに、地域で使用し地域で再利用する“地着地消地循” のコンセプトに基づき、使用後の製品を透明性高くかつ確実に「回収」、「分別」、「堆肥化」、最終的に「農業や林業での堆肥利用」までを実施します。
これによりアパレル製品の焼却や埋立て処分を減少させ、CO2排出量を削減し、真のサステナブルファッションの実現に貢献します。
堆肥化の取り組み
野菜生産者であり、地域で循環可能な資源はなるべく地域で循環させるとの想いのもと、地域資源を使った生ごみの堆肥化や有機農業の普及活動を行っている鴨志田純氏をアドバイザーとして迎え、P-FACTSの取り組みをともに推進していきます。
認証を示す「P-FACTS マーク」
P-FACTS 対応製品には認証を示す「P-FACTS マーク」が付与され、「堆肥となり植物になるまでを実現できる」製品であることが約束されます。
P-FACTS への参加方法
P-FACTS は次の3つのステップで、誰もが気軽にサステナブルな社会の実現に貢献できる仕組みです。
STEP1:「P-FACTS マーク」が付いた製品を購入する
ピエクレックスオリジナルアイテムに加え、アパレルメーカー各社から順次発売される予定ですので、お好みの製品をご購入ください。
製品は、楽天内のピエクレックス公式ショップに加え、ECや店舗等でご購入いただけます。
詳しくは、各社ホームページ等をご確認ください。
STEP2:ご購入いただいた製品を長く使う
長く使いたくなる「電気の繊維」ピエクレックスは、アパレルメーカーと長く使える・使いたくなる製品の開発を推進していますので、お気に入りの製品を長くご愛用いただくことで、サステナブルな社会への貢献に繋がります。
STEP3:使用後はピエクレックスにて回収
長くご愛用いただき使い古した製品は、廃棄せずに資源として回収致します。
以下いずれかの方法にて、回収にご協力いただきますようお願い申し上げます。
回収方法①:ピエクレックスまで着払いで送る
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- 着払いにて以下の宛先までお送りください。
- 【宛先】
- 〒520-2393 滋賀県野洲市大篠原2288番地
株式会社ピエクレックス P-FACTS資源回収チーム宛
回収方法②:お近くの回収BOXに入れる(準備中)
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- 【ピエクレックス製品販売店】
- ピエクレックス製品をお取り扱いいただく販売店に回収BOX設置を予定しております。
- ※設置店舗、回収開始等の情報は当サイトやSNS公式アカウントにて随時ご案内致します。
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- 【P-FACTSパートナーの拠点、イベント会場等】
- P-FACTSにご参画いただくパートナー企業や団体、及び、イベント会場などに回収BOX設置を予定しております。
- ※設置場所、回収開始等の情報は当サイトやSNS公式アカウントにて随時ご案内致します。
P-FACTS の連携・
共創パートナー(一部)
P-FACTSは、パートナー企業、自治体、福祉施設、学校法人等、多くのステークホルダーと連携・共創しています。
SDGs
ピエクレックスの取り組みは、2015年9月に国連サミットで採択されました「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」に記載されている持続可能な世界を実現する17の目標のうち、主に以下3つの目標に対して貢献します。
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- 12. つくる責任つかう責任
- 作り手だけでなく、使い手である生活者も含め社会全体で、製品ライフサイクルのプロセス全体を通じて、廃棄物の発生を削減・防止できる仕組みづくりを進めます。
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- 13. 気候変動に具体的な対策を
- 自然界でCO2を吸収していた植物を原料とすることで、広く使われている石油由来の繊維よりもCO2排出量を低減します。
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- 15. 陸の豊かさも守ろう
- 愛用いただいた商品を回収し、堆肥化まで行うことで地球から生まれた繊維を地球に返すだけでなく、森林保全や農業に貢献します。