人の動きを電気エネルギーに変える新素材 PIECLEX-ピエクレックス-
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武井壮さん、ブランドアンバサダー就任式に登場!
「ピエクレックスは未来の地球の希望」と可能性を訴求
4月26日、恵比寿ガーデンプレイス・ガーデンホール(東京・目黒)で、新聞、雑誌、テレビ、ウェブ媒体など多くのメディアを集め、武井壮さんのブランドアンバサダー就任式及び記者発表会を開催。今回はその模様を詳しくレポートします!

ブランドアンバサダー就任式は、武井さんの就任あいさつの後、環境・エネルギー問題を研究する東京大学客員准教授の松本真由美先生が加わり、玉倉社長と3人でピエクレックスの可能性に関してトークセッションを行う形で進められました。
「まさに僕が考えていたことそのもの」
夢の素材の第一歩に共感し、就任を受諾
まず、就任あいさつのオープニングでは、キービジュアル撮影時のメイキングムービーが上映された後、司会者にコールされ、報道陣の前に武井さんが登場。司会者が、武井さんの最近の活動を紹介しつつ、早速切り込んだのが、ピエクレックスのブランドアンバサダー就任の知られざる経緯です。

玉倉社長は、「ピエクレックスは運動するなど体を動かすことで電気を発生させる繊維であり、その特性をうまく伝えられる方を探していました。そうした中、武井さんが環境省のサステナビリティ広報大使に就任した時のコメントを聞き、まさにこの人しかいないという思いで依頼しました」と、言います。

サステナビリティ広報大使就任時に語ったコメントを武井さんは次のように紹介しました。国内外には多くのスポーツ愛好家やプレイヤー、トップアスリートがいます。しかし、プロとして活躍し、経済的な恩恵を受けられるのは一握り。その他のアマチュアやマイナースポーツの選手も練習や試合で人知れず多大な労力を費やしており、その運動量を資源として還元できれば、我が国のとてつもないエネルギーになると、日々考えていたそうです。

その後、タイミング良く舞い込んできたのが、ピエクレックスの普及に一役買うブランドアンバサダー就任の打診でした。「我々が運動すればするほど電気というエネルギーが発生し、地球の環境にプラスになる活動に生まれ変わる。これは僕が考えていたことそのものでした。加えて、気軽にテクノロジー体感と環境貢献ができるというそのブランドコンセプトにも共感。将来的には、電気が生じて抗菌ということだけでなくさらにその先の未来も考えられる、まさに夢の素材の第一歩に、PRだけでなく企画で一緒にアイデアを出すなどの役割を担えるということで、就任を受諾させていただくことにしたのです」(武井さん)。
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就任発表で登場し、ピエクレックスへの思いや就任受諾の経緯を話す武井さん

会場で着用していたタンクトップも実はピエクレックス製
今後、ピエクレックスの研究所にも直接行ってみる!
続いて、話題は武井さんが就任式で着用していたタンクトップに。そのタンクトップ、実はピエクレックスで作られていたことがその場で明かされたのです。「僕からわがままを言って作っていただきました」と、武井さんはジャケットの襟を開けて、報道陣にタンクトップを披露。その他、舞台で展示されていたマスクにも話は広がります。「(今日のようなダークカラーの)衣装とのバランスで、どうしてもこの色が欲しいと、(今着用している)グレーのマスクの制作をお願いした」(武井さん)と、色の選定にもアイデアを出していることに言及しました。
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就任式で武井さんは着用していたピエクレックス製のタンクトップをアピール

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壇上でジャケットを広げ、中に着ているピエクレックス製のタンクトップを改めて披露した

今後の取り組みについても武井さんは次のように語ります。「滋賀県野洲市にピエクレックスの研究所があります。生分解性のピエクレックスで作った衣類などを、どのように土に還し、そのサイクルをどう早くできるようにするかを研究しています。そこに近々直接行って、実際にこの目で確かめ、僕たちの生活の中で、地球環境に良い活動としてどう使っていけるかを考えていきたいと思っています」。訪問の様子はこのスペシャルサイトでも順次公開していきますので、楽しみにお待ちください!
環境の変化に合わせてスポーツも変革を
“武井流”タンクトップ長持ちのコツも公開
そして、第2部では、武井さん、玉倉社長に東京大学の松本真由美先生を加えた3人で、「気軽にエコ!~ピエクレックスと気軽な環境貢献~」と題した、トークセッションが行われました。
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第2部では、3者によるトークセッションを実施。ピエクレックスの可能性について議論が交わされた

最初に、スポーツ業界と環境問題の関係について、口火を切ったのが武井さんです。「例えば、各種スポーツ大会や試合では、チケットやパンフレット、ポスターがいまだに紙を使っていることが多く、デジタルに置き換えれば資源の節約ができます。観客席のシートをリサイクル素材に変えたり、ユニフォームやトレーニングウェアも環境に優しい素材を使ったものに変えていったりすることも一案です」。

一方、スポーツも抜本的な変革が必要と説きます。「スポーツは温暖化でプレーできる環境が減っていると言われるけれど、逆にスポーツのルールも環境に適合させて柔軟に変えていくことで解消できることもあるし、気温が高い地域でプレーする時にも暑さを感じにくいウェアを開発することなど、仕組み、形を変えれば、環境が変わっても今まで通り、スポーツをサスティナブルにずっと楽しめる世界を作ることができるのです」(武井さん)。

武井さんの話の中にも出ましたが、特に様々な意味で大きな問題となっているのがウェアです。環境のことを考えれば、廃棄を減らすことが重要になります。「僕も着なくなったスポーツウェアがスーツケース3個分ほど自宅で眠っていて、どう処分するかが悩み。これは、競技が発展していない国の選手にしてみれば宝物のようなもので、こうしたウェアをリサイクル、アップサイクルする流通経路を確保したり、増やしたりすることが必要です」(武井さん)。

また、衣料品を長持ちさせる工夫もポイントです。「僕が衣装でよく着るタンクトップも最初から30枚くらい用意し、毎日変えてできるだけ1枚の洗濯回数を減らしています。結果、耐用年数が伸びて廃棄を回避することができるからです。古くなったタンクトップは多少変色してライトイエローくらいになりますが、それも落ち着いた色のジャケットとコーディネートするなど活用しています。あまりきれいな話ではないですが(笑)」(武井さん)。
ファッション産業だけで世界の水の13%を消費
日本では手放す服の再利用、再資源化が急務
ウェアの問題は何もスポーツに限った話ではなく、アパレル業界全体でも衣料品などに関しては様々な課題を抱えています。環境・エネルギー問題の専門家である松本先生は、「国内外のファッション産業全体で、世界の水消費の13%を占め、化学繊維は原料に石油資源を使い、アパレル関連の工場ではエネルギーを使って大量の温室効果ガスを排出しています」と指摘します。日本の事業所や家庭から手放される衣類は年間約79万トンに上り、そのうちリユースされる量は20%、リサイクル量は15%にとどまっているのが現状。「手放す服の再利用、再資源化をより進めて循環型社会を作り、さらに、衣料品の素材にも着目し、バイオプラスチックを原料に使っているものに転換していくことが重要」と話します。
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アパレル業界の環境・エネルギー問題について、専門的な知見を交えて解説する松本先生

ピエクレックスの「土に還る」仕組みを使って
武井さんが“一人循環型生活”に挑戦?
こうした中、ピエクレックスを使った衣料品はどのように地球環境に貢献できるのでしょうか。まず、ピエクレックスの原料であるポリ乳酸はバイオプラスチックの一種で、微生物によって生分解されるという特徴があります。簡単に言えば、分解して土に還すことができるのです。

この土に還る特徴を生かし、武井さんからは驚きのPRのアイデアが!「例えば、僕がピエクレックスのウェアを着て運動し、電気エネルギーが発生して抗菌効果を得ます。その後、着古したピエクレックスのウェアを土に還し、その土で育てた野菜を僕が食べて、またトレーニングに励みます。そんな“一人循環型生活”のモデルケースを、YouTubeなどの動画で配信することができればいいなと(笑)」。武井さんらしい大胆な発想。一人循環型生活の配信はぜひ期待したいところです!
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武井さんから驚きのPR案が飛び出て、壇上では笑いが広がった

動くだけで“発電”できればとてつもない資源に
ピエクレックスは未来の地球の希望となる
さて、環境負荷が減らせることに加え、ピエクレックスの最大の特徴であるのが電気を生じさせる繊維であることです。電気は「圧電」という特殊な技術を使って発生させています。体を動かして繊維を伸び縮みさせて圧力をかけると、微弱な電気が生じ、その電気が抗菌効果をもたらすというのがその仕組みです。

こうした説明を受け、武井さんの中ではピエクレックスの未来について夢が広がっていったようです。「今はまだ微弱な電力ですが、もっとエネルギーの量を増やせる研究が進めば、例えば、社会問題となっている老々介護を支援できる可能性が見えてきます。例えばピエクレックスのウェアを着たおばあちゃんが日常の世話をするだけで電気が蓄電され、介護が必要なおじいちゃんをベッドから起こすなど力が必要な時に、身に付けたパワードスーツに充電された電気を使って補助できたりする未来も見えます。また、僕らアスリートがピエクレックスのウェアを着て走るだけで充電され、その電力で電子式のスターターピストルが鳴らせたり、ストップウォッチも稼働させたりすることができればいいですね。家庭でも、スポーツの現場でも、動くだけで“発電”できるとなれば、我々はとてつもない資源を持てるというイメージです。」(武井さん)

武井さんは、そうした具体的なイメージを語った上で、ピエクレックスの役割に思いを馳せます。「ピエクレックスは環境にも優しいし、抗菌効果があるから人にも優しい。さらにもっと大きなエネルギーになれば、我々地球人の運動の全てが資源になります。今回発表した抗菌素材の製品は、そのような未来がやってくる最初の一歩だと考えています。一人ひとりがこの素材で作られた製品を購入して身に付けるだけで、少しずつ夢が広がっていきます。その活動の一助となり頑張っていきたいので、ぜひ地球の未来に期待してください」。
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トークセッション終了後、玉倉社長と2ショットで撮影に応じた武井さん

ちょっとオフショット
武井さん、実際に試作品を見て「いいね」と本音
就任式会場の入口付近のスペースには、ピエクレックスの糸や製品の試作品が展示され、武井さんは一つひとつを手に取って、その見た目や肌触りを体感しました!「タンクトップは通常だと白や黒が多いけど、この(ベージュの)ちょっとエコカラーのタンクトップはいいかもね。タンクトップもジャケットの色味に合わせて、様々なカラーがあると便利なんですよね」と、非常に気に入った様子でした。
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真っ先に自然な色合いのタンクトップを手に取って気に入った様子の武井さん

一方、電気の繊維であるピエクレックスのブランドアンバサダーを務める意気込みも次のように話しています。「僕はタレント界の中でも最も発電量が多い男と言われているので(笑)。ピエクレックスという素材の未来、この技術が生み出す日本の未来の姿を想像しながら、ただ、PRするだけでなく、僕自身もこの素材を使って何ができるかを、メーカーの皆さんと企画段階から一緒に考えて、広げていきたいと思っています」

また、実際に付けているマスクについても、「薄くて軽くて、付け心地は非常に良いです。今、僕が呼吸をしたり、話したりして口を動かしている最中も、電気が発生して抗菌してくれているんですよね。自分の飛沫をブロックするだけでなく、菌に対しても強い素材ということで、安心して付けていられます」とコメント。
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呼吸や会話で電気を発生させ、抗菌作用もあることを実感し、驚きの表情を浮かべる武井さん

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「ソックスもあるんですね」と手にする武井さん

ピエクレックス製のソックスも手にして、「考えてみれば、足ってずっと動いている部位。歩行、走行時のみならず、立っているだけでも足の筋肉は(バランスを取るために)動いています。このソックスからも未来を感じます」と、運動を専門に行ってきたアスリートならではの視点も。ピエクレックスに本気で共感し、アンバサダーを了承してくれた武井さん。今後も武井さんの知見やアイデアを生かした取り組みにご期待ください!
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